ご挨拶

14年のアメリカ生活に終止符を打ち、帰国してから、早くも14年が経ちました。生まれ育ったのは日本ですが、社会人として日本に暮らしたことがなかったため、帰国直後は日本とアメリカとの違いに戸惑うこともありましたが、今ではすっかり日本人に戻りました。

 現在は日本の音楽教育の中で学んだこと、アメリカで演奏家として、そして教育者として学んだことを生かしながら、東京と名古屋でヴァイオリンの指導と演奏活動をしています。

  

 私自身、幼い頃から何人もの先生に指導して頂き、毎週先生と一対一で過ごす時間の中で、多くのことを学び、それらは今かけがえのない宝物となって、私の中に存在しています。物はいつかはなくなっても、こうした経験、そして音楽は、その人の中にずっと生き続けます。

 

 振り返ってみると、子供の頃から果てしなく長い時間を、自分のヴァイオリンの演奏をより極めるために費やしてきました。ピラミッドの土台から石を積み上げていくような、気の遠くなる作業ですが、一つ一つ積み上げて行く過程で、音楽は私の人生を豊かにしてくれました。

 まだまだ頂点には遠い気がしますが(というより永遠に音楽に終わりはないのですが)、これからも日々進歩していけるよう、気長に頑張っていこうと思っています。

 

 今自分が教える立場となり、私もまた、生徒さんたちの中に一生大切に持ち続けていけるものを残してあげられれば幸いです。

                                                                                 

                                   加藤 洋子


プロフィール

3歳から母の手ほどきでピアノを始め、6歳からヴァイオリンに転向。桐朋女子高校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽部を卒業。その後、奨学金を得て米国インディアナ大学音楽学部に留学、アーティスト・ディプロマを取得。

 

 7年間ヴァージニア州リッチモンド交響楽団にてアシスタント・コンサートマスターおよび コンサート・マスターを務めるかたわら、ヴァージニア州立大学音楽学部で教鞭をとる。

  アメリカにて数々の室内楽音楽祭に出演し、ユージニア・ズーカーマン、ウイリアム・プルーセルらと共演。

 

 これまでに近藤富美子、岩谷悠子、小国英樹、江藤俊哉、フランコ・グッリ、ユーヴァル・ヤロンの各氏に師事、室内楽をジョゼフ・ギンコールド氏に師事。

 


自己紹介

☆趣味 ガーデニング、旅行、社交ダンス、乗馬、登山、食べ歩き、読書、映画鑑賞、インテリア

 

☆好きなもの 森林、花、午後のティータイム

 

☆私の贅沢な時間 開園と同時に新宿御苑に入り、広い公園を独り占めするとき

      

☆苦手なもの 防虫剤のにおい 、歯ごたえのあるインゲンを食べたときのキュッキュッという音や、発砲スチロールの擦れる音(鳥肌が立ちます)

 

☆好きな言葉 「死は必然だが、生きていることは偶然の連続である」

 

☆人の知らない意外な一面 簿記3級、ファイナンシャルプラナー3級取得